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緘黙さんに伝えたい

2022/05/02

5月は場面緘黙ばめんかんもく啓発月間……らしい。


毎年毎年、何か、伝えたいな……と思いつつ、
言いたいことは他の人が沢山言っているので、別にいいかと思っていた。

でも、老体になった今だから伝えたい事が出来た。

喋れなくていい。けど、口の筋肉は大切だ。


別に場面緘黙ばめんかんもくさんに限ったことではないのかもしれない。
個人的には、機能的に『喋る事が出来ない』人達がどうしているのかを知りたいとすら思う。

『口内問題』


口の筋肉の大半は喋る事で鍛えられている。
筋肉が無いと鼻呼吸が難しくなる。

場面緘黙ばめんかんもくさんは家族とは喋れるけれども、中には家族とも喋る事が出来ない全緘黙(ぜんかんもく)さんもいるかもしれない。
もしくは、家族と喋る事が出来ても関係が悪くて最低限の会話しかないという人も居るかもしれない。

とにかく、『喋る機会が減る』のは、鼻呼吸に必要な筋肉の喪失につながる。
数カ月間人と一切話さなかった経験がある私は、『話すことが困難(身体的に口周りの筋肉が動きづらくなる)』という経験をした。

喋らなくていい。口だけは動かして『筋肉の確保』だけはしておこう。
若ければ、そんなに実感が無いかもしれない。
けど、年をとればとるほど、『筋肉確保』は重大になってくる。


コミュニケーションの喪失は、『慣れ』と『諦め』でどうにかなる。
話せなければ、書けばいい。手段は色々ある。


筋肉の喪失は…、健康被害だと思う。


そんなわけで、私の口呼吸原因の一つは『緘黙』だったこともあるんじゃないかと思っている。


で、私がやっているのは『あいうべ体操』という話は別記事で。








学校や会社で話せないだけ……
話せないだけで、口周りの筋肉を使う機会が減っている。

もちろん、その分『家族の前ではお喋りで延々話している』という人なら問題はないだろうし、大人になって緘黙とは無縁になった人も問題はないかも知れないケド。

大人になっても『緘黙』を引きずっていて、数カ月誰とも話さなくても平気。
話しても会社で数人に「おはようございます」と「お疲れさまでした」で終わる一日というのを送っているという人達は、口周りの筋肉確保しておいた方がいいよ。と伝えたい。

私がやってるのはこの記事にも書いてあるような事。……歳だなぁ。







大人になっても緘黙が続いている。とか、かなり引きずっているよ……という人の話を聞きたいが、大抵『子供の緘黙は云々うんぬん』とか『緘黙克服しました』というのしか、見かけない。

大人の緘黙『対応情報』みたいなのないかな。
調べても出てくるのはこんなのばかり↓
:話さなくていい場所では無理して話さない
:電話は最初に話すことを書きだしておく


……いや。面接とかどうするのよ?
幸い私は面接はギリギリどうにかなるタイプだけど……その後がどうにもならずに使えない人間。

仕事で「ちゃんと報告してよね」と言われるのが苦痛とかいうのは無いの?
「おはようございます」と言う事が苦痛で仕事をやめるという人いないのかな。