うっかり見てしまったオリンピック開会式では、夜10時を過ぎたというのに子供が出ていた。
一緒に一度の機会だからなのか、子供の意思だからなのか、この時間に子供(小学生高学年くらい?)を引っ張り出すのはどうなのかなと思った。
ついでなので、閉会式もパラリンピックの開会式も見てみた。
全て子供が出ていた。パラリンピックの閉会式は見損ねたので調べてみたら、やはり子供が出ていたと書かれていた。
感動の押しつけもここまで来ると、呆れてしまう。
開催自体も私は、いい感じは持っていなかった。
メダルの数に比例するかのように増える感染者。
感染者が増えているニュースの隣に、オリンピックの記事。
メダルと引き換えに、何人の感染者を出すのだろうか……と思いながら、見ていた。
最終的には、コロナウィルスにすら金メダルを与えるのかなと思って見ていた。
それはオリンピックだけではなくて、パラリンピックでさえも同じだった。
それは、今に始まったことではない。昔からそうだった……と言われたら、そうなのだと思う。
ただ、私が知らなかっただけ。何も知らずに、それなりに楽しんでいただけ。
でもオリンピック・パラリンピックは今後、楽しく見ることは出来ない。
虚構と見栄の祭典は、グロテスク極まりない。
それでも、『始まる前は反対だったけど、始まったら夢中になった』人達もいる。
踊れる人間が羨ましい。