私が住んでいる町で、65歳未満の接種が進んでいるらしい。
6月には接種が始まっていて、接種券はとっくに届いている。
接種が進むと、分断が激しくなるような気がする。
ワクチン接種が正義で、接種しない人間は異常者。そんな感じの文面を見る度、うんざりする。
私は接種する予定がない。外に出ないというのもあるが、他にもいろいろと引っかかりがあって接種はしない。
人類的に考えれば、『多様な人間』がいた方が生存戦略的には良いわけで、ワクチン接種する人間、しない人間どちらがいいのかは分からない。
報道は「若者がワクチン接種をしない」と言うが、老人たちの接種が進んだのは施設での強制接種なのではないだろうかと個人的には思う。
若者には職域接種があるが、それで接種できるのは大企業に勤める人間がほとんどだと思う。
それでも「若者はワクチン接種をしない」というのなら、それは若者を正社員として雇用してこなかった社会の仕組みの問題ではないのだろうか。
老人たちは施設に入り接種がすすんだが、若者たちには帰属する組織(正社員雇用)が存在せず不安定な人が多くて接種をする人が少ないということではないのだろうか。
都市部では若者への接種が進んでいないとも聞いている。
大企業に勤めている人は接種が出来るが、そうでない人間が自力で接種に辿り着くのは雲をつかむようだ……と書いてあるのも見かけた。
私の住む町で接種が進んでいる理由は
1.人口が少ない
2.個人クリニックが多い
という事らしい。
確かに、昔はあまり見かけなかった個人クリニックをあちこちで見かけるようになった。
打ち手というのは大切なのだと思う。
個人的には接種をする気がないので、ゆっくりでいいのにな……と思いながら、他の市町村より早く来た接種券を見ていた。
そしていつの間にか、接種券は消えた。
私の家族は父以外、誰も打っていない。
さっさとワクチン接種をした父は、さっさと呑みに出かけるようになった。
ワクチン接種は呑みに行く人のためなのかな……と思う。