赤ん坊は他者に多くを求める。自分の世話の全てを他者に任せるしか術がないからだ。
その為に、赤ん坊の容姿は他者を喜ばせる姿になっている。小さく丸く幼いというだけで、敵意のない無防備な姿は他者を喜ばせる。
成長すると自我が出て自分の事は自分で決め、自分の世話も自分でやる。
というのが当たり前だと思っているが、どうもこの切り替えが上手く出来ない人間が一定数いるのかなと思う。
困った時に助けを求めるのはわかるし、その程度の協力は『お互いさま』なのだが、そうではなくて全くの初対面の人間に『私を楽しませてください』と臆面もなく言える人間がいる。
で、久しぶりにそんな人間からメッセージを貰って、ポカーンとしてしまった。
初回メッセージがこれである。このSNSではそれほど活発に動いていない。コミュも女性が多い趣味のものだけで時々投稿していたが、最近はさっぱりである。日記も最近は書いてない。
単純に検索をかけて、『女性』『現住所』だけでメッセージをして来たというのは相手のプロフのコミュを見れば一目瞭然だった。この(出会い系ではない)サイトでの出会い系メッセージは初めてで、『本当にいるんだ』という気持ちと『今更このサイト(ほぼ終わっていて古株が少し残ってる程度だと思っていた)でこんな事をするやつがいるのか』という気持ちが入り混じっていた。
仕事の話を入れてくるところで、「大変ですね」と言ってほしいのが分かる。勘弁してくれ。リアルで腐るほど、そんな『女に労わって欲しい』と思ってる男に出会っていたので、私の中ではまたか……としか思えない。
疲れている時に癒されたい気持ちはわかるが、いきなり見知らぬ他人(知っている人間も嫌だ)からそれを押し付けられる気持ち悪さには思い至らない身勝手さには吐き気しかない。
もうすぐクリスマスだから、こんなクズが増えているのだろうか。本当に『気持ち悪い』
「出会い系お断り」と返事をすると「男はダメな奴多い」と『男である事』に転化しているのも気持ち悪い。単純にお前が気持ち悪い男なだけだ。みんな一緒でダメだから『俺だけじゃない』感がますます気持ち悪い。
私が今まで出会った『気持ち悪い男たち』の話は
『トウツキ』の番外:訪つ奇 告白男に書いてあるのです。
この告白男の話に追記をしたくはない。もう出会いたくないので、消えてくれ……と本気で思っている。