「自分はそんなに熱心に異性に付きまとわれたら自尊心が高まりそうだから、一回くらいは経験してみたい。そうしたら自分の自尊心が高まりそうだ」
と言うのを見かけた。
色々病んでいると思うが、それとは別に
「モテない男、モテない女」という話も興味があって、色々と読み漁っていてとある記事が気になった。
どこで読んだか忘れたが
「モテない男の苦悩は『存在の無視』
モテない女の苦悩は『理想の男性が存在しない事』」
というようなものを見かけた。
極論かもしれない……と、付け加えて続ける。
ほとんどの女性は男性からのアプローチを受ける事が多い。（それが良いものも悪いものも含め）なので、女性はその意識に常にさらされている。
しかし、男性はそもそも女性からアプローチを受ける事が少ない。文化的背景もあるが、そもそも女性はガツガツアプローチをしなくても、それなりのアプローチをすでに受けている。（良くも悪くも）
そして、そのアプローチにウンザリしている。
ウンザリしている一定の女性たちは、すでに恋愛系のレースからは離れて一人で生きる事を選ぶ……みたいなのもみかけたが。私もそれだなぁと思うので気持ちはわかる。
この『アプローチ』というのは『性的視線』という意味だ。
つまり、可愛い、不細工、それだと結婚できない。女ならば……みたいな混ぜこぜのウンザリする価値観。
そのレースに乗せられレて、「私、モテないの何で？」という女性は少ない気がする（皆無とは言わないが）
男性がそのレースに乗るには簡単である。収入を増やすという条件一択だから難しい……と言うの見かけた（もちろん極論）
時々、「僕は不細工だからモテない」というのをネット上で見かけると、すでにその言葉が『モテない理由』だろうなと思う。
顔や体の造形が不利な人間がいるというのはわかるが、それでも語れる『好き』がない人間がモテるわけがない。
そもそもネット上では『相手の姿（造形）』は見えない。わざわざ自分を不細工と言う人間が好かれると思ってるなら、それはいろんな意味で間違ってる。
私には手に他人と違う造形があるが、それのせいで嫌われたと思う事はない。（気がついた人間は一瞬ひいてしまうと言うのは分かるから）
好かれたいなら『好き』を語る。それに尽きる。
モテない理由は『好き』を語らず『嫌い』を語るからだ。不細工な自分が嫌いだと言っている人間にモテる要素はない（と思うが、同類相哀れむというのもあるのかな）
性的視線にウンザリしている私は『モテる』『モテない』と薄っぺらい言葉だけで語る人間とは語る言葉などなさそうだなと思う。
興味のない人間からアプローチされる煩わしさを知らない人間たちの戯言はある意味羨ましくもあるが、知ってる私はそちら側には行けそうもない。
……私も歳なのでレースを下りれてホッとしている。『モテない楽しさ』を味わえている今の歳が楽しい。