猫の虐待事件に思う事……。

少し前に猫の虐待で捕まった事件を見た。
その判決が出たそうだ。
懲役８カ月執行猶予４年となっていた。
重い判決となった……らしいが、通常どれくらいかが分からないので何とも言えない。
５０匹以上の猫を虐待していたというのだから、闇が深い気がする。
野良猫だけではなく、飼いネコに手を出した為に（複数の）猫の飼い主が必死で犯人を特定しようとした結果捕まったのだとか。

猫の虐待と言えば、私の中では『こげんた事件』を思い浮かべる。
約２０年ほど前の事件だが、何かの拍子にその事件をまとめていたサイトに出会って暫く見入ってしまった。
それくらい『残虐な事』が書いてあった。
一匹の子猫（捨て猫）をこれでもかというほどに虐待して、インターネット上で掲載して中継した事件。
調べたら、こちらは懲役６カ月執行猶予３年だった。
テレビでも報道されたらしいが、当時はテレビのない生活だったのでテレビ報道は知らない。


こげんた事件の時はたしか『捨て猫』だった事で、最初は刑事罰に出来ない……と言うようなものも見かけたような。それを署名を集めて刑事罰にしたとかなんとか。曖昧記憶。

とにかく、私が見た限りでは『犯人への批判』しか目にしなかった気がする。


で、今回の「飼い猫＆野良猫５０匹虐待」は、それとは全く違う意見が出ていて驚いた。

「大切な猫なら家の中で飼え」
「外に出す飼い主もどうかしている」
「外に出すと連れ去られるだけじゃなく、事故の危険もある」
「餌に騙されるような猫だから……」

という、猫は家の中で飼えという意見をちらほら目にした。
私の中では猫は外に出歩くものという感覚だったので、猫の飼い主に批判が出ている事が信じられなかった。

被害者（被害動物）に少しでも非があれば、それを責めるのはおかしいと思いつつ
社会がそれだけ余裕が無い状態なのだろうなと思うと
この先、動物虐待はもっとたくさん起きても不思議はないなと思ってしまう。
『飼い主』となった人間がペットに虐待している場合などは捕まえようもない。


こげんた事件が酷すぎて、今回の事件を『またか』と思ってしまった。
ちょっと違ったのは、インターネットで見せびらかさなかった事。
ひっそりとやられていると、見つけるのは難しい。