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出生数90万人割れ

2022/05/02

出生数が90万を割ったらしい。

ツイッター上では『当たり前』という声で溢れているのだとか。
私もそう思う。
そもそも、政治は「少子化推奨対策」でもしているのかと思っている。




地方にいると、『保育園、落ちた』ではなく、『ない』
そもそも、保育士の数を増やさないのではなく、保育園は順調に数を減らしている。
『保育園落ちた』と言えるような『保育園』そのものが、近くには存在しない。
地方は車社会だからという事もあるかもしれない。
それにしても、保育園の減少は「これから子供を持ちたい」と思う人達の心をそぐには十分な事例だと思う。

さらに言うなら、もっと手前『産婦人科』も消えている。
産科医減少などの理由はあるのかもしれないが、産む場所が消えている。
子育て支援と言う前に、産婦人科も現存の保育園も消さない支援をした方が良かったのではと思う。
が、少子化は避けられない事で、赤字などもあるのかなと思う。
となると、子供は減るしかない。
産む場所も育てる場所もない……どうしてそれで、子供が増える要素があるのだろうか?
お金が足りないなら、お金(子育て支援)を渡せば産んでもらえる?そんなバカな……
場所がすでにないのだから、場所を抑えておくことはもっと前からしておくべきだったのではないの?と思う。



今、保育園が足りない事も『一時的』だと見られている。
このまま少子化が進めば『収まる事』というような言葉も見られる。
少子化前提社会で、子供の数が増えると思えることの方が不自然だ。


さらに、私が住んでいる車必須社会では子供を産むという事はもれなく『チャイルドシート必須』になる。
私の子供の時は必須ではなかったので、チャイルドシート必須になる=子供が沢山いたら車に乗せられないと思った。
私は年子3人の姉妹だったので、尚更……。(チャイルドシートが必要な事は頭ではわかるケド、お金と車のスペースと……みたいなものを考えるとううーん。みたいな?)

と思っていたら、問題は『チャイルドシート』だけではなくて、
『子供一人に付き、一部屋の子供部屋が必要だから、子供が増えない』みたいなものを見かけた。
私は自分の部屋を持っていないので、その発想は全くなかったが、
アニメを見ても子供一人に一部屋は当たり前になりつつあるようだ。
子供がいる場所が広がっている(子供一人に付き一部屋)というのも、コストとなって負担となるようだ。


かなり昔に見た、海外ドラマに
「子供のいない世界に行った子供(主人公)のお話」みたいなものがあった。
大人たちは子供を自分の物として独占したがっていて、ペットのようにかわいがろうとしていた。
子供のいない世界では、貴重な子供は『人間』として扱われない。
愛玩具であり、大人のためのステータスだった。

子供の数の減少を叫ぶニュースを見ていると、それが現実味を帯びているような気がする。

子供を一人で外に出すなんて、ありえない事だし、
子供に一部屋を与えない事もいけない。
子供のやる事には全て目を配って、勝手な事をさせてはいけない。
大学まで進学させるのは当たり前だし、それが出来ないなら産んではいけない。

子育てのハードルはどこまで上がるのだろうか?

子育ての注意事項が多い。
子育てのコスト(お金)も高くなる。
けれども、産む場所は無く。育てる場所もない。

貧乏子だくさんは過去のもので、この先もそんな事になるとは思えない。
貧乏だから子供は持てない。それが、今の常識。
(もちろん、お金が無くても知恵と工夫で乗り切っている親もいるのだろうとは思うケド)


子供は増えない。
滅びゆく国に今、いる事は貴重な経験だ。
……というような、とてもポジティブな言葉も目にした。
確かに、貴重な経験かもしれないが、それはきっともう少し後の世代かもしれない。
私の生きてるうちは何だかんだと、税金を老人から絞り上げてこの国は生き延びそうだなと思う。

それとももっと別の道へと切り替えるのだろうか……。