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感染症に思う事

2022/05/02


新型肺炎が流行ってる。


赤痢の事を思い出す。
専門学校時代、寮で赤痢が出た。

寮は封鎖……されなかった。


その寮は、幾つかの専門学校の生徒が通っていて、福祉系の専門学校は即座に
「学校に来なくていい」
という通知を寮に送った。
その学校の寮生たちは寮で待機という状態になった。


私が通っていた学校はデザイン系。
私ともう一人が同じ学科だったが、その一人が赤痢にかかって隔離された。
私は平気だった。
学校からは何の指示もなく、寮からは『学校から何も言われてないなら、学校へ』という指示だった。

なので、学校へ行った。

授業を終えた帰り際、先生から呼び止められて
「なんで、学校に来てるんだ」
と言われた。

「寮からは学校へ行っていいと聞いていたので」
と答えたが、先生は
「それは本当なのか?寮に確認して」
「体調は大丈夫なのか?」
「あなたの身体が心配だから言っている」

と色々と言われたが、要は
『お前が学校に来て、感染拡大するのが嫌だが、休めと言う指示をわざわざこちらが出したくない(お客様(生徒)にそんな事が言えない)』
というのが見え隠れした。

ついでに私の体調は、全く変わりなく元気でした。
寮に帰って確認するとやはり「学校からは何も聞いていないから、行っていい」という話。

たぶん、学校側としては『保健所(国か自治体)が隔離してくれる』と勝手に思っていたのだろう。
でも、隔離対象は『感染者のみ』で『同じ寮にいた感染リスクの高い人』に隔離は出来ない。

板挟みの私は『学習の権利の獲得』の為に、休まず学校に行きました。
くそ真面目な学生だったからと言うのもあるケド。
ついでに検査はされて、結果は感染してなかったです。


感染リスクが高くても感染するかは分からない。
感染しても発症するかは分からない。発症しても軽症で済むかもしれない。


正直未だに『赤痢の感染危険度』がどのくらいだったのか分からない。
ただ、『感染者が出た』『隔離が必要な感染症』という情報しか入って来なかった。
中途半端な恐怖は中途半端に膨れていく。


正直この、『新型肺炎』がどのくらい広まるのか分からないケド。
差別と恐怖だけは広がるんだろうなと思う。