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差別作品と注意書き

2022/05/02

色々あって、ちょっとげんなりしている。

まず、一つ目。
小説投稿サイトで『百合フェア』なるものがあった。
なので、早速いくつか読んでみた。
R18禁止サイトなので、普通の話を求めて読む。

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百合なので、登場人物は女性。

主人公が好きなキャラの胸を唐突につかむ。

主人公が好きなキャラの唇を唐突に奪う。

主人公がハプニングで、好きなキャラの唇に触れる。

結果。
相手となった好きなキャラは『嬉しそうにする』

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小説は幻想であり、事実とは違う。
にしても、こんなアダルトビデオの焼き直しみたいなパターンがぞろぞろ出てくる。
キス以上はしないだけで、出だしはエロ本か……というパターンがほとんど。


ウンザリして、読むのをやめました。


唐突に相手の身体(胸・唇・尻)は触てはいけません。犯罪行為です。
ハプニングならOK……ではありません。
ハプニングならすぐに身を引いて、『ごめんなさい』です。

間違っても相手は『嬉しそうに』はしません。
相手も『ごめんなさい』をしてくるか、固まって動けないかのどちらかです。

『嬉しそうにする』キャラは「おばかキャラ」です。
その路線で物語をすすめてください。

それが出来ないなら、物語の説明で「犯罪行為が書かれてますが、現実世界では逮捕されます」と書いてほしい。

女性同士なら犯罪になら無いなんてことはありません。
女性同士でもセクハラです。


ウンザリしたので、そっとウィンドウを閉じました。

書いている年齢層……どれくらいだろう。これ、中高生ぐらいの子が書いていたなら眩暈しかないわ。と思ってしまう。


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と、眩暈に襲われているところで、
『同性愛を差別した映画がある』というのを見かけた。
その映画は見てないので、ネットで調べた情報しかないケド、30年前なら面白いと思う人が大半だったかもねという内容かなと思った。

今はもう無理だが、これが30年先の世界だったら別かもしれない。

吸血鬼に噛まれると同性愛者になる……という、アイディアは悪くはないと思う。
問題はその描き方。同性愛者=性欲が強くてどこでも人を襲う。
……それ、そのまま女性が男性に抱いている恐怖だなと思ってしまった。
吸血鬼に噛まれると男になって、むやみやたらと女性を襲う……という映画だったら…面白がって見るんだろうか?
性欲のタガが外れて、女性を襲いまくる。襲われた女性も男性化して他の女性を襲う。
最終的に同性愛の世界が広がる……。BLの世界になってしまいそうだ。

BLも実際のゲイの世界とは違うと言われてるけれども……私の趣味ではないのでよく判らない。物語の大半は非現実。
……だから何を書いてもいいわけではないけれども、

『現実と物語の区別がつかない人が一定数いる』

と言う現実を頭に入れて、『作品には注意書きが必要だな』と思うようになった。
ついでにこの注意書きは『18禁』だとか『性的表現アリ』という中途半端なものではなくて、

『勝手に他人の身体に触るのは犯罪です』
『飲酒やたばこは未成年は禁止されています』
『すべて、物語上の演出であり、現実でやってはいけない事です』
『嫌がっている人に無理やり触れてはいけません』

という具体的な表現で書かなければ届かない。
いや。書いても届くかどうかわからないケド……。
書かないよりは意識してもらえると思いたい。


と言うのも、私自身がそんな注意書きが書かれた作品に出会って、目から鱗だったから。

これでもかと言う感じに、注意書きが書き連ねてあって、すごいと感動した。
作品の為にそこまで意識するのすごい。
何がダメなのか、ちゃんと書いてあるのがすごい。

差別作品が存在してはいけないとは言わない。
注意書きはしっかりと書いてほしい。
そして全て『物語の中の事』で『現実は違う』と認識してほしい。