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野焼きとたき火を考える。

2022/05/02

野焼きは違法……と言う事は知られている。
が、「軽微なたき火(野焼き)」は違法ではないという事は知られていない。のかな?と思う。

「屋敷林」で切った枝を燃やしていたら、警察が来た。という事案があるらしい。

屋敷林があるところって、家の間隔がかなり離れているイメージなのだけれども、わざわざ遠い家の事を警察に知らせたのだろうか?と疑問に思ってしまう。

私が住むところは田舎だ。
あちこちで、たき火をしている家があるし、家でもする。
わざわざ消防や警察に連絡などしない。『そんなもの』『お互いさま』の意識があるからだ。

野焼きのニュースが出ると、『違法だ』と騒ぐ人がいるが、違法なのは『草木以外の焼却』で、草木の焼却は違法と騒ぐほどではない。

が、騒ぐ人がいるので、屋敷林で出た枝葉をゴミ収集所に持って行く事になったらしい。
そんなバカな……と思いつつ、記事を眺めてしまった。
近くに住宅地が出来てしまった地域なのかなと思ってしまう。

住宅地は人が増えるが、それまでの『当たり前』が通用しなくなる。
もっと言うなら『お互いさま』が通用しない。

「洗濯ものに匂いがつく」という苦情には『家の中で干す』か『二度洗い』お願いしますと言いたいし、おそらくそれまでの住人はそのどちらかか『気にしない』を選択してきたのだと思う。
が、それらが通用しない。


屋敷林の人達は高齢者が多いので、ゴミ集積所まで持って行けないという事で持って行くお手伝いをすることになったとも書いてあった。
その『手伝い』をしてくれるのはきっと、苦情を入れた人ではないんだろうなと思いながら読んでしまった。
実際はどうなのか分からないケド、警察に通報するって事は『自分では何も言いたくはない』と言う事だろうし、手伝いを名乗り出るとも思えない。




草の一つでも刈って、自然の管理をしてみてから、軽微なたき火に苦情を入れてほしい。

が、住宅地の土地は小さく、庭も小さい。もちろん出てくる草木も少なく『自然の管理』などしなくても生活が出来てしまう。
屋敷林……そんなもの知るかと言う人が、苦情を入れたのではない事だけは祈る。

日本の原風景とかふざけたナレーションで『懐かしい日本』みたいなのだけ流して、その管理の大変さも人が住んでいることも伝えないの毎度毎度、イラッとする。


自然を前にすると人は無力なんですよ。
アスファルトだって人が管理してるから『道路』として存在してるだけ。管理しなくなったら、あっという間に植物たちの楽園になる。

その管理の為に軽微な野焼きは必要なのです。刈った草木を燃やすのは違法ではない。
※風向きや強さと火の管理に注意なのは当然として。

草木の茂った森の中で生活していけるなら、別だろうけれども。
人間は森を崩して生きてる動物なんです……と言う事を、どれだけの人が理解してるんだろう。







たき火が当然なので『白い煙』が出ていても気にしないけど、『黒い煙』には注意するし、気になる。
火事(通報する)とたき火(通報しない)の境界線は煙の色だと思っている。

それでも時々、黒い煙を出してる家もあるケド、火元が田んぼのど真ん中なら通報しない。
燃え移るものが無いから……。でも、通報されても文句言えないなーとは思う。







ついでに、住宅街のアパートに住んで居た頃、隣の家が小さなベランダでバーベキューをしていた。
……あれは苦情来なかったのかなと、今更思う。
すぐ隣だったので、煙臭かったし、部屋の中にいても換気扇を通って煙が入ってきた。
あ。私が苦情を言っても良かったのか?
いやでも。。人の楽しみ奪いたくないし、そんなに頻繁じゃないし……と思うと、中々苦情なんて言えない。
ううーん。



まとまってない。