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男の子は狼なんかじゃない……と考える。

2022/05/02

ぼくたちは/男子たちは 狼なんかじゃない。 少年ジャンプは「エロ」と「性暴力」の違いを区別してください。


上記のようなキャンペーンを見かけた。

要は「性暴力の表現は分かるようにしてほしい」という事らしい。

私は別に少年ジャンプが好きでも嫌いでもないし、有名作品の名前は聞いたことがある程度の知識しかない。

キャンペーンで言いたい事はわかる。
漫画の中の出来事が当たり前だと思って、性暴力を正当化する。
それは、たぶん一理あるし、間違ってはいない。

個人的にはとても大賛成だけれども、手に取ったこともない雑誌に文句を言える立場でもないなと思って傍観した。

そして、問題は「漫画」だけではないとも思う。
意識の再生産の結果、「性暴力が当たり前の漫画雑誌」が出来上がっているだけ。
それは、あらゆるものに当てはまる。CM、政治、企業、家庭。
上げるときりがないが「性暴力は当たり前」な意識な人間は、「何が悪いのか」がまず分からない。

このキャンペーンもいくつかの意見を見かけた。
別に意見を持つのは悪い事ではないし、「やりすぎ」「区別はつく」という人がいてもいい。


けど、私はある意見が気になった。
「一部の人はその性暴力表現で満足して、実際には手を出していないのに、制限をしたら手を出す人間が増える」というもの。

キャンペーン内容は『性暴力表現の時には注記を付ける』としか、書いていない。
別に性暴力表現をなくせとは言っていないので、この意見は『タイトルだけを見て反射的に思ったモノ』なのか『中身をよく読まなかったモノ』のどちらかと思った。

さて、仮に『制限をしたら、現実の犯罪者が増えるのか』には疑問がわく。
『制限をすることで目にしなくなる事』で『どうしてもやりたい』という欲求が湧くなら、それはまた、別の病気が隠れているのでは?と思ってしまう。
アル中の人が、お酒を目にしなくなっても、連想させる何かを見せられて、再び飲みたくなるような……そんな、依存的な恐怖を感じる。

別に依存が悪いとは言わないケド、『性暴力』に依存されては被害者が出てしまう。
そんな人達には『性暴力表現の作品』よりも『治療』が必要。


『犯罪者が増えるから、性暴力表現をなくしてはいけない』という暴力性に気がつかないの怖い。