ダルはダルイゼンという悪役キャラ。のどは花寺のどかという主人公。
ダルイゼンはのどかの中で育った『もの』という設定。ダルイゼンがのどかの中にいる間、のどかは『原因不明の病』で苦しむ。
カップリングはさておき、この間見たプリキュアの話が気になった。
敵役の王様（？）にダルイゼンがとりこまれそうになって、のどかに助けを求める話。
助けを求められたのどかは、ダルイゼンの頼みを断る。
断ったけれども、その後も悩む。
倫理的には助けた方がいいけど、感情的には助けたくない。
という悩みを持って、最終的には『私の苦しみを知っているなら、あんな楽しそうに地球を蝕めない。私の身体は私のモノ』とダルイゼンを助けない事を宣言する。
という話。
最初は『助けを求めて断る』で話が終わって、次の回で『悩んだ結果、助けない』という話になっていた。
１週間、この話の続き、どーするのかなとワクワクした。
助けたら、おかしな事になる気がするけど、助けないのは『優しくない』という話になる可能性もある。
どうやって『助けない理由をつけるのか』と思っていたけど、そう来るか―と思った。
理由が大人びている気がするのは、私の中に『子供とは難しく考えないもの』という偏見があるからかも知れない。
これが、鬼滅ならば、そもそも悩みもせずに首をぶった切る話なのだろうけど……と思ったことは、内緒。
自分を傷つけてまで、他者を助ける必要はない。と、ちゃんと示している。
『自分が傷つけられても、他人を助ける事が美徳』な物語になってない事がいいなと思う。
傷つけられたら、逃げるし、許せないし、助けない……でいい。