といっても、エロメインではなくて苦痛系。……簡単に言えば拷問の話。時々、エロが入る。
せっかくなのでお勉強にと他の人の作品を見たりするのですが……
『いちゃラブ』系の話が嫌いだなと思った。
拷問は誰が見ても『現実世界では法的にアウト』なので注意書きがあるし、なんなら読者の大半だって『現実で拷問をしてやろう』と思う人は少ないと思う。
けど、いちゃラブは『現実』に近い。注意書きが入っている事も少ないだけではなく、現実に実行しても恐らく大半は問題にならない。
なんなら、現実でも『そうしたい』と思う人間はいる。
私はそれがすごく嫌だ。
『私はあなたを楽しませるためにいるわけではない』でも書いたが、男の妄想を押し付けられる事に私はウンザリしている。
その妄想満載そのままが、『いちゃラブ』に詰まっている。
別にお互いに好きならいいじゃない……というだろう。が、相手の心は相手にしか分からない。
私は昔
『嫌だけど、仕方ないからそーいう事も相手をしている』と言っていた女の子を知っている。
そーいう事とは、情事の事だろう。…恋人だから、そうしなければいけない……というのはおかしい。
恋人ならばキスをしてその先も許される。その妄想を捨ててくれ。
いちゃラブタグで、普段はラブラブだけど……その日は乗り気ではなく『いや』と言ったのに、流されるように……で、終わってから怒られるみたいなのがあるけど。
終わる前に「ふざけんな。人の話聞けよ」と言える関係じゃないのがおかしい。
もちろん、全ての作品がそうだと言いたいわけじゃないし、私が見た範囲の作品にはそんな話はなかったというだけかもしれない。
でも、「いや」と言いながら流されるようにというシーンは……現実なので本当に嫌いなパターン。
本気で嫌と言えばわかると言う人は、嫌と言って聞いてくれなかったから相手を殴るなんて事が出来ると思っているのだろうか。
殴れば殴られる。それもどう頑張っても女性には敵わない男性にだ。その恐怖を知らないくらいガタイが良ければ良かったのかもしれないが、残念ながら小柄女性に産まれてしまった私には『相手を殴って逃れる』という選択肢の先の恐怖からは逃れられなかった。
いちゃラブが普通と思ってる人間の脳内のお掃除をしてあげたい。
いちゃラブの方が、拷問の話よりエグいと感じるので嫌いというだけの話。
嫉妬だとか、羨ましいとか思ってる脳内お花畑の人とは、決して相いれない感情だという事は分かる。