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ジェネレーションギャップを感じた話

2022/05/03
とある場所で、こんな風なやり取りを見かけた。


子供「小学六年生です。今、プログラムの練習を頑張ってます」
大人「すごいですね。私はC言語で挫折しました。時代ですね」
子供「ロボットも必要になってくるので、パソコンに慣れておいた方がいいですよ」

……この辺りで話のズレを感じたので、老婆心から私もコメントを入れた。

私「今はボタン一つで指令を入れてロボットを動かすものを習うのだと思いますよ。昔の様にプログラミング言語を打ち込むようなものではないのでは?さらに、大人さんはC言語に挑戦くらいなのでパソコンには慣れていると思います」

子供「ボタン一つでと言うのもやってますが、僕がやっているのはもっと本格的なプログラムです。まだ上手く動かせないので練習しているのです」


ごめん。ここで『××言語を使っている』という話が出てくるなら、プログラミングとは何かを学んでいるんだろうなぁと思うけど『本格的なプログラム』が何か分からない。
恐らく『自分が使っている言語が何か』までは理解していないのでは?と思う。
もしくは、『プログラミング言語は複数ある』という事を理解していない。

今の小学生のプログラミングは差し出された『プログラミングソフト』に拡張機能を色々と付け足して、『もっと複雑な動きをロボットにさせる』ぐらいしか思いつかない。

今の小学生の『本格的なプログラミング』とは一体、何?


で、昔人間な私は『パソコンもプログラムで出来ている』と知ってる。さすがに、初期動作をプログラム打ち込んで動かす……世代ではないケド。そんなパソコンがあったのは知ってる。
C言語がプログラミングに必要な言語だと言うのも知っているし、それ以外にもプログラム言語がある事を知ってる。知ってるだけで、詳しく分かってるわけじゃないケド。


妹にこの話をすると、良い例が出てきた。
料理に例えてプログラミングを話すと

・今の子供達は切りそろえられたカット野菜と道具がすべて揃っていて、料理をしている。
・昔は野菜を切るところから始めて、どの包丁でどのように切るかという事から学ばなければいけなかった。

・なので、『包丁(プログラミング言語)は何、使ってるの』という事を今の子供は、知らなくてもいい。
・敷居は低くなったけど、昔のようなプロ用の話は一切通じない。


という事です。
初心者に合わせて『頑張ってね』と言ってあげるのが大人な対応。
C言語なんて高度な単語を入れて小学生を困らせてはいけないのですよ。


パソコンもプログラムを組んで動いているのですよという話も、小学生は学んでないと思うのですが……どうなのでしょうか?

小学生が何を学んでいるのかさっぱり分かりませんが、昔の『C言語に挑戦しようとしてめげた』というのはプロの話なので、今の『本格的にプログラミングを学んでいる小学生』には通用しません。



ついでに他の大人たちが
『ゲームができますね。楽しそうですね』
と、コメントしてましたがおそらくそれも『古い』です。

今の小学生がプログラミングでやるのは、ロボットを動かす事だと思います。


いや。なんていうか……これだけで、色々とジェネレーションギャップを感じます。


NHKのミラコンでも小学生のプログラミングというのをやっているのを見て、私は今の小学生のプログラミングを理解しましたが、あっているのか自信はありません。
小学生のコメントとテレビからの情報でこれを書いてるだけなので、小学生の現状はよく分かりません。


違っていたらごめんなさい。