1月 初めて知った事。
**お題についての雑記**
別のお題……にしようかなと思ったけど、最初の月という事で『初めて』という言葉を入れたくなった。
なぜ22日にもなっている今なのだ……と思ってる人もいるかもしれない。単に思いついたのが誕生日当日だったというだけ。
読者にとってはそれこそ『初めて知った』事ですね。どこにも書いてないので。いや。そんな『初めて知った事』を書きたいわけではない。
なんだかおかしな方向で『初めて知った事』のお題通りの話になってしまってる。
誕生日の話は脇に置く。
さて、『初めて知った事』は色々あるだろうけど、小説として書く場合は『最終的に読者を驚かせる構造』で考えると思う。それが物語のセオリーだからだ。このお題はその構造を使いやすいというのもある。書く事に慣れた人間ほどそれを意識すると思う。
でも、ここでは一旦それは捨ててほしい。
読者は驚かなくていい。
小説として書く場合は『感じるのは主人公』という形を意識して書いてみてほしい。
エッセイならば最初から主人公は書き手だろうし、詩にしてもそうなる事が多いので、他の形式で書くからそんなの知った事ではないというなら、それはそれでいい。
好きに書きたいという人もそうしたらいい。
ただ、このお題は小説練習のためが一番の目的で作ってある私のための『小説練習用のお題』なのだ。そして、『読者を驚かせる構造』を意識しがちなのも私自身だ。
そんなわけで、『それを知って主人公は何を感じるか』
驚くか、悲しむか、喜ぶか、恥ずかしいか、悔しいか、etc…
私の経験を一つ入れるとするなら、『痛みの種類を初めて知った時』の話かもしれない。
医者に行ったら「チクチクする? 押されるように痛い? それとも、切られたような?」と聞かれた当時3歳の私。傷みに種類があると衝撃を受けたのです。でも、違いが分からず答えられなかったというオチ。
子どもの頃の『知らなかった』という感覚は大切だなと今になって思うのです。『知った時の衝撃』も言葉にすると陳腐だけど、そういう感覚の一つ一つを作品のどこかに潜ませたいとも思うのです。
ですますの統一が先だろと言われそうな、雑文。エッセイという事で、気にしない事にするのです。
小説作品はまだ書いてないので、次のお題発表で仕上がっていたらお知らせを入れる……かもしれない。