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ごあいさつ。

2025/08/13

はじめまして。または、こんにちは。もしくは、おやすみなさいの前に読んでるのでしょうか。 

ここでの話は主に『創作に関するゾーニング』または『ネット小説(投稿小説)のゾーニング』です。


私がこれを調べる事になった事件があります。『まんこの秘密』というタイトル作品に対して某小説投稿サイト公式キャラが「表現の自由だから削除しない」と明言した事です。このサイトがR18サイトでしたら、何の問題もありません。ですが、全年齢サイトで女性器の侮蔑語を使い、中身は『まんこの事なんて知らない』という作品を問題視しない事が『問題』だと思いました。この作品はランキング入りしてかなりの閲覧数を稼いでいました。

ですが、ここまでならまだ『この作品を問題視しない』という態度を運営が貫いただけです。それはそれで『こういうサイト』だと割り切るのもありだと思うのです。ですが、この作品を問題視する声が増えると途端に作品は削除されました。

小説投稿サイト運営は『作品削除の基準』を持っていなかったという事です。これが一番の問題です。

『声が大きければ消す』……それでいいわけがありません。規約やガイドラインには削除される作品が書かれているのに、それに当てはめて考えることもなく『表現の自由』と言ってしまう事も問題です。

ですが、私自身もじっくりとそれを考えることもなくただ、ぼんやりと『不快だな』と判断しているだけのような気がしたのです。なので、改めて調べ直すことから始めました。


読んだ本の中には『韓国で出版されて日本で翻訳された本』も多くあります。いわゆる『韓国小説』とも言われているらしいです。韓国人作家『ハン・ガン』さんがノーベル文学賞をとった事でも有名になりましたね。

さて、ハン・ガンさんに限らず、近年の韓国小説では『フェミニズム』が入っている小説が多くあるようです。韓国ではフェミニズムの活動が活発になっているという話もあるのでおそらく近年の事だと思います。女性だけではなく、障がい者や差別、同性愛など様々なテーマが濃厚に入り込んでいる作品も多々あり読みごたえがありました。

なぜそのような作品が出てくるのかと言えば、『韓国では「文学者は社会的な責任があり、弱者の側に立つべきである」という認識が作家自身にある』という記事を見かけました。なるほどと唸ってしまいました。

あれだけ読みごたえのある作品が出てくる土壌が韓国にはあるのだなと。

もしかしたら、私が読んでないだけで日本人作家の中にもこのような信念で書いている作家さんもいるのかもしれませんが、韓国作家さんの話が印象的だったのでここではそれを書いてます。



あなたの作品は『強者に側に立って』いますか? それとも『弱者の側』を意識していますか?


ゾーニングは弱者のためのものです。

『その属性への、社会の偏見と差別(社会的不利益)を広げないため』

また『間違った知識と価値観を社会に植え付けないため』でもあります。

『その表現・描写が不快な人への配慮』は最後です。正直、不快な人たちへの配慮ならば『注意書き』だけで役目を果たせそうです。


ゾーニングを必要ないと言えるのは、あなたが強者だからです。

さて、あなたは『物語を書き、発表する責任を持っていますか?』


未成年者たちはそのまま物語を書くことを楽しんでください。ですが、大人になった時に考えてみてください。

『物語を発表する責任について』


社会に責任を持つ大人は今、一度、考えてください。

『物語を発表する責任について』


あなたはどう考えていますか?