投票所が無い

投票に行かない理由では、主に自分の理由だけを書いた。

が、ふと、『無い』事を書くのを忘れた。
新聞を読んでいると『投票所がなくなったから行けない』という読者の声を見つけた。

地方は人が少ない。なので、いろんなものが縮小されている。
『投票所』も例外ではない。
調べてみたら、かなりの数の投票所が人手不足でなくなってしまったらしい。
（もしかしたら、一部は人口消滅かもしれないけれども）

若くて健康ならば行ける場所も、年を取ったり、体が不自由になったりすると行けなくなる。
施設内で投票の意思を確認後、投票してもらう予定だったけれども、人手が足りなくてできなくなった……みたいな記事も見た事がある（今回の選挙ではないが）


投票に行かない私とは違って、『行きたくても行けない』人がいる。
「選挙に行け」とか「選挙に行こう」の前に、『行きたくても行けない人達を、どうやって投票所に導くか、投票できるようにするか』が考えられていない選挙。

人口減少は人から選挙権を奪う事でもあるのかもしれない。
……色々と本末転倒で、何もかもが遅すぎて『人口減少を見据えた未来』は『少数者（という名の大多数）切り捨て』の社会でしかないんだろうなと感じてしまう。

自治がでかい故の弊害……と言えるのかもしれないけれども、今更太古（小さな自治の中で生きていた頃）に帰れるわけでもない。


もっと選挙が手軽ならいいのに……と思うが、手軽なら手軽で不正だとか色々あるのかなーと考えてしまう。