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言葉の説明 

2025/10/22

***言葉の説明***
自分のためにも、用語を調べ直してみた。他の業界では意味が変わるものもあるので、『創作のゾーニング・レイティングではこうなのかな』という個人的な説明も付けてみた。現状での理解なので、書き直す可能性あり。


*レイティング(等級分け)
レイティング(レーティング、rating)または評定(ひょうてい)は、対象となる物事に対して、ある基準に基づき、等級分けや数値化をおこなったものである。語源の rate には、見積もる・評価するという意味がある。

コンテンツは、そのコンテンツが一定の公共性や不特定多数の民衆の目に触れる/手に取られる機会を持つ場合に、それを鑑賞する層に対して望ましくない表現がなされていないかどうかを鑑賞者が事前に判断できるよう、一定の基準に沿って等級分けのレイティングがなされ、表示される。(レイティングWikipediaから)

18禁やR18などのことです。
ネット小説には独自の自主規制機関は存在していないけれど、他の業界では自主規制機関がレイティングを判断しているものもあるようです。どこまで機能しているかはわかりませんが、一応、自主規制機構がある業界もあります。


*ゾーニング(区分分け)
区画、区分分け。 『18歳未満は閲覧禁止』などの注意表示や全年齢サイトへのリンクなど。

*表現の自由
表現の自由(ひょうげんのじゆう、英: Freedom of expression)とは、思想・意見・主張・感情などをその内容に基づき公権力によって検閲・自主規制・妨害されずに表現出来る権利。自由権の一つ。個人におけるそうした自由だけでなく、報道・出版・放送・映画の(組織による)自由などを含む。民主主義社会において特に重要な権利であるとされる一方で、絶対無制限のものではなく、公共の福祉による制約を受け得るものであるとされる。(表現の自由Wikipediaから)

*表現の自主規制
表現の自主規制(ひょうげんのじしゅきせい)とは、表現の自由が「絶対的で無制限」なものではないという考え方より、表現者が自ら斟酌して自らの表現に制限を課すことをいう。

単に「自主規制」と呼ばれ、これが日常慣例化するとタブーになることがある。

基本的に「表現の自由」と「表現の責任」は一体のものであり、表現行為の責任は表現者に帰属する。従って、表現行為が他の人権を侵害するかどうかの斟酌によって行われるのが表現の自主規制で、その斟酌を行う主体は表現者である。(表現の自主規制Wikipediaから)


このテーマでwikiにページがあるとは思わなかった。
表現の規制が難しいのは必要な要素が多すぎなことと、明確な数値化が出来ない事、また、自由過ぎれば他者の人権を侵害し、規制し過ぎれば表現者の人権規制になるというバランスのとり方が難しいところかなと思うのです。

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日本ではわいせつ物頒布等の罪(刑法175条)により猥褻な文章・図画・電磁的記録(データ)の頒布や陳列は、有償・無償を問わず、禁止されている。この猥褻の概念は固定されておらず、チャタレー事件や四畳半襖の下張事件といった過去の判例を元にその時代の社会通念に照らして(最終的には裁判所により)判断されるものとなっている。
(表現の自主規制Wikipediaから)
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『文章』も対象になってます。


*暴力・残虐描写
暴力:1.他人の意思に反して強制的に加える力。
2.人などへの傷害やものの破壊などを伴う乱暴な行為。
残虐:1.人や動物に対し無慈悲でむごたらしいこと。
(ウィクショナリー日本語版より)

それらの描写の事。

*性的表現
性的興奮を起させる表現。
『性表現』だと、『性に関する表現』にもなりジェンダー(性別表装)でも使われてしまう言葉なので、ここでは『性的表現』とします。


*有害図書
東京都では「8条指定図書」大阪府では「13条指定図書」
有害図書(ゆうがいとしょ)、不健全図書(ふけんぜんとしょ)とは、性・暴力・自殺・犯罪などに関して、露骨な、もしくは興味本位の取り上げ方をし、青少年の人格形成に有害である可能性があるとして政府や地方政府などによって指定される出版物である。書籍や雑誌のような出版物だけでなく、ゲームソフトなども対象となる場合がある。
(有害図書Wikipediaから)


*人権
人権(じんけん、英: human rights)とは、単に人間であるということに基づく普遍的権利であり、「人間の生存にとって欠くことのできない権利および自由」とされる。
(人権Wikipediaから)

人権は大きく分類して5つ
・ 平等権 差別されない権利
・ 自由権 自由に生きる権利
・ 社会権 人間らしい最低限の生活を国に保障させる権利
・ 請求権 基本的人権が守られるように国に請求する権利
・ 参政権 政治に参加する権利

表現の自由は自由権に入る。また、他人の権利を侵害する場合や公共の福祉とぶつかる場合は人権が制限される事がある。


*憲法
日本国憲法の中から、気になった部分を書き出してみる。憲法は国が守るべき約束事。

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第十一条
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
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これがないと『国が人権を侵害する』という事が起きたので、『永久の権利』になっている。

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第十三条
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
―――
生命、自由及び幸福追求権。
表現の自由がぶつかりそうなのはこの権利かな……と思っている。

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第十九条
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
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思想・信条の自由。心の中は自由。好きに何を思っても感じてもいい。

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第二十一条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

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表現の自由の保障。


*トリガーアラート
トラウマ(心的外傷)を刺激し、フラッシュバックを起こす可能性のある表現が含まれる場合に事前に出される警告のこと。演劇・舞台などにあることが多い。



言葉の確認……しても、時間が進むとまだ少し意味が変わることもある。
言葉って難しい。


《《創作小説ゾーニング目次》》