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R18作品を未成年に見せるのは児童虐待です。

2025/10/25

 R18作品とは『18歳未満閲覧禁止』の作品です。書籍では『成人指定』というものになるようですが、ここではWEB小説についての話にしたいので、書籍は頭から外してください。

 WEB小説では『性的・暴力・残虐表現』が強い場合はR18作品となることが多いです。ガイドラインにもそのように書いてある投稿サイトが多いです。個人的にこれは間違っていて、R18……18歳未満禁止なのですから、それを未成年者に見せることは虐待になるということをR18サイトに置いてほしいです。
 性的でも暴力でも残虐でもない……でも、これを見せるのは児童虐待になるというものはR18に置きましょう。出来ればガイドラインもそのようにしてほしいのですが、『小説家になろう』以外ではそのような記述は見当たりませんでした。

 『エロもグロも読者が期待するほどはないので、読者の期待に添えないから、R18に置くのを迷う』という作者側の意見も見かけたことがありますが、エログロなくてもOK。未成年者には不適切かもしれないものはR18でいいのです。
 R18は『エログロを見たい大人のための作品場所』ではなくて、『未成年者に不適切な表現描写、テーマとなっている作品の場所』です。R18は作品を読む読者のためのゾーニングではなくて、『未成年者が作品に触れると悪影響、ショック、もしくは未成年者に誤解させないため』のゾーニングに変わるといいなと思います。

 さて、基本的に『エログロ』はR18へと放り込まれますが、理由は『エログロ』だからではありません。
 間違った情報を正しいと信じ込み、加害者や被害者になるからです。もしくは、差別的価値観を刷り込まれる可能性が高いからです。
 例えば、暴力描写を『好きだから暴力を振るっていい(振るわれてもいい)』と思わせるものが問題なのです。
 また、刺激が強すぎる情報は良くも悪くも脳への悪影響がある事も話題になってますが……この辺りはまだ、明確な研究結果が出てないようなので書くのは省きます。
 『性的なもの』の大半は『子作りのため』であり未成年者には慎重な行動が求められることも理由の一つです。未成年者の出産は大人よりもリスクが高い事、子育て費用や中絶費用を未成年者が賄うのは困難な事、学業の中断もしくは停止という結果を招く可能性があります。
 また、『暴力・残虐』なものは表現・描写次第の部分が強いです。犯罪などは「真似することで加害を行う人が出てくる」ことも考えられます。または未成年者にはショックが強い描写もあると思います。ショックについては文字というフィルターを考えると小説の場合はそこまでではないのかもしれませんが、それでも影響がないとは言えないです。

 R18作品を見せる事(有害な情報)は児童虐待です。創作だから問題がないのではなくて、子どもは『創作と現実の区別を付けずに情報を取り入れる』のです。創作と現実の区別がつくのは、脳が成長したあとです。具体的に言えば、『中二病』と言われているような時期を抜けてからです。『中二病』の時期の黒歴史は誰にでもある正常な段階です。14歳ぐらいまでは『創作と現実の区別がつかない』と思って大人が正しい情報をしっかりと子どもに与える必要があるという事です。正しい情報の後でならば、『嘘』として楽しむのもアリだと思います。

 ……ついでに言えば、大人だってそれらを『どこでも、いつでも読みたい』わけではありません。読みたい気持ちになった時にしか読みたくないマニアックジャンルです。それが全年齢やR15作品に漏れ出してるような気がするのです。
 R18はR18の世界の中に仕舞っておいてください。それがゾーニングです。

 その悪影響を実感していない(無意識の加害者になっている)大人たちが『自分たちは何の問題もなかった。未成年にも過激描写は必要』と言ってるようなので、それもまた実害のいい例だなと思って眺めています。

《《創作小説ゾーニング目次》》