編集

創作と現実の区別はつくのか。

創作(想像)と現実の区別についてを書くのです。

これに関しては戦時中のプロパガンダが分かりやすい気がします。プロパガンダとは『政治宣伝』であり、特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為の事。

そんなものに騙されない。現代はインターネットがある……と思っている人はすでに騙されてます。インターネットの情報ほど規制しやすいものはないと思います。ただ、基本的にはそれほど警戒する必要はなく、テレビ、新聞、ラジオ、書籍など他の媒体からも情報を取り入れることで、ある程度バランスは取れます。また、『疑う思考』も必要です。

それらを駆使ししてようやく、『現実』と『嘘(創作)』の区別をある程度つけている……つもりなだけです。


さて、そのような『情報』ではなくて、小説作品の『創作』の事だと思う人もいるでしょう。小説も同じです。小説には嘘が事実として混ざり込み、それが本当かどうかを調べるのに手間がかかります。これが『ドラゴンが存在する』などという、到底あり得ないものでしたら信じる人は少ないでしょう。ですが、ハスキー犬やアライグマを飼う物語だったらどうでしょう。物語の中では楽しく可愛く見えている動物が欲しくなり、飼う人が出てくることで問題になった作品もありますね。または、スポーツものも一時的に競技人口を増やす役割を果たしてきています。

そんなものは創作だから、『スポーツ選手になれるわけない』とそのスポーツに一切触れないでいるなんてことはありません。興味本位で少しやってみるという人は多くいます。その中の少数が実際にプロになることもありますが、それは数えるほどです。ほとんどがプロになれる実力なんてありません。

もしくは、物語の中でキャラたちが過ごした場所のモデルがあれば、『聖地巡礼』として巡る人もいます。そこにそのキャラがいるわけがないのに、どうして巡るのでしょうね。


さて、なぜそんな人たちがいるのでしょうか。創作と現実の区別がついているなら、動物を買う必要もスポーツをする必要も巡礼する必要もありません。だって、それらは全て『創作』で嘘なのですから、その作品の中ではそうなのだと思えばいいだけdす。どうして、それができずに現実に行動してしまうのでしょう。

理由は、『人間には想像と現実の区別がつかない』からです。正確には『現実に存在しないことでも、そこに存在する(もしくは逆で、目の前に存在しても、そこに存在しない)』という理解をするからです。


そもそも、『現実と想像の区別がつく』とはどういう事なのでしょうか。

それは『目の前で起きていない出来事を、事実と判断しない』ことです。テレビも新聞も『目の前に存在してない出来事の情報』でしかありません。なのに大半の人はそれを信じます。


私たちは『現実』と『想像』の区別はつきません。区別ができるなら『物語(創作)』は存在しません。星座を見て物語を作り上げる事が出来てしまうのは、『現実も想像もすべてごちゃ混ぜにして情報を繋ぎ合わせた結果』です。


例えば、この文章、人間が書いていると思いますか? AI生成でしょうか? それともまた別の……。

さて、最後の質問です。


『あなたにとって、現実とは何ですか?』

『その現実は本当に現実ですか?』